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精密化の終了

結果の保存

 “X-AUTOFIT X-Build”パレットから修正したモデルを構造ファイル(pdfもしくはmsf)として保存する。

pdbファイルとして保存
 QUANTAによる修正が終了し、CNXやCCP4など、別のソフトウェアを用いて精密化を行う場合は、pdbファイルとして保存する。

  1. “X-AUTOFIT X-BUILD”パレット“Save built atoms to PDB”をクリック。
    ⇒“Create PDB file”が表示される。
  2. 適切な(任意の)ファイル名を入力し、“Save”。
    ⇒分子モデルがpdbファイルとして保存。

msfファイルとして保存
 QUANTAによる修正を引き続き行う場合、または、CNX interfaceによる精密化を行う場合は、msfファイルとして保存する。

  1. “X-AUTOFIT X-BUILD”パレット“Save built atoms to MSF”をクリック。
    ⇒“Choose the MSF Saving Option”が表示(図2.5.1)。
  2. “Saving Options are”で適当なオプションを選択し“OK”。
    *“Create New Generation of …”が良い?(参考:msfファイルの“Saving Option”)。
    ⇒精密化結果がmsfファイルに保存。

(図2.5.1) “Choose the MSF Saving Option”
  • “Create New Generation of …”: 同じファイル名で修正内容を保存。
    *修正前の構造は“….msf, 001〜00N”と順にナンバリングされたファイルとして保存される(番号が若いものほど古いファイル)。
  • “Save to New Filename”: 別名で保存。
  • “Overwrite …”: 上書き保存。
    *修正前の内容は消去。
  • “Abort Saving to Disk”: 保存しない。

 なお、 “X-AUTOFIT X-BUILD”パレットで“Finish”(X-Buildの終了)しても、精密化結果はmsfファイルとして保存される。
 その場合も“Choose the MSF Saving Option”が表示されるので、上の手順に従って保存すれば良い。


参考:msfファイルの“Saving Option”

 精密化の過程で、余計な修正を加えてしまうことは良くある。
 “Create New Generation of …”オプションによる保存では、以前の修正内容に基づくファイル(….msf, 00N)も同時に作製される。 不具合が生じ、以前の修正内容に戻りたい場合は、それらナンバリングされたファイルを用いればよい。
*ファイル名を編集し、拡張子をmsfに戻せば読み込み可能(例えば“demo.msf, 003”を“demo.msf”とする)。

 “Save to New Filename”でも結果は同じだが、一々「別名」で保存する手間を考えると、“Create New Generation of …”オプションが便利と思われる。

X-Buildの終了

 “X-AUTOFIT X-BUILD”パレットで“Finish”。
  QUANTA自体を終了する場合は、加えて“QUANTA”メニュー“File”から“Exit QUANTA”。



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