“Build atoms”では個々の原子やアミノ酸残基ごとの精密化を行ったが、“Structure”パレット(図2.3.1)ではアミノ酸配列のある範囲をまとめて修正することが可能である。
修正内容の容否認は、“Build atoms”同様、“Accept/Quit”パレット(プログラムによっては“Results”パレット)で行う。
精密化結果の取り消しは同パレット“Undo last fit”(図2.3.1赤丸)で実行できるが、一時保存は“Build atom”パレット“Save changes”で実行する。
“Do all...”
“Build atoms”での“Refine 1 residue”、“Fit side(main) chain by RSR”などを、構造全体で実行する。
簡単に言えば、一度に全残基の修正を試みるプログラム。
個人的には、
「水分子の精密化」での利用が有効と思われる。
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“Do all...”をクリック。
⇒“Do all...”画面が表示。
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画面上で以下のパラメータを選択、設定。
“Change all...”: 修正対象(“Water”、“Protein”など)
“protocol”: 修正プログラム(“Build Atoms”の各プログラムを参照)
“Abort on analysis error”: プログラム停止の条件(無条件ならチェックを外す)
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“OK”。
⇒条件に従って全残基(or 水分子)の修正が開始。
*“Abort on analysis”条件に当たった場合、プログラムは停止する。
*マウス左クリックで強制終了可。
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修正された構造が表示。
*“Accept/Quit”画面などは表示されない。修正結果の採択は“Save changes”か“Undo last fit”。