電子線利用研究施設の利用について
 「日本大学量子科学研究所電子線利用研究施設に関する内規」の施行に伴い、本施設の共同利用申請の仕方が変更になりました。平成23年度から本施設の電子線形加速器から得られる電子ビーム及び、それを用いて発生する単色パルス放射光源である、可視から赤外の自由電子レーザー(FEL、波長1.5−6µmとその2倍及び4倍高調波)とパラメトリックX線(PXR、5−34keV)を利用する研究課題の申請は、6ヶ月毎に受け付けることになりました。

 申請がなされた課題につきましては本施設運営委員会で採択の可否を決定します。

 本施設運営委員会において実施が適切と認められ採択された課題については、その後2年間に渡り実験時間の割当を受けることが出来ます。この期間内に本施設担当者と課題申請者との間で随時調整を行い、実験時間を割り当てます。採択された課題に関する実験時間の予約は別途「利用・実験時間の予約について」を参考に申請を行ってください。利用希望が競合する場合には、課題採択時の評価等を考慮して適宜使用時間の割当を行います。

 なお、例外措置として、施設運営委員会の採択に関わらず、また通常の研究課題申請によらず、施設管理責任者が特に認めた利用申込に対しては、適宜実験時間を割り当てることが可能です。必要な場合には施設管理責任者にご相談ください。

 また、上記内規の施行に伴い、上記の利用につき課金制度が発足しましたので、平成23年4月以降は原則として有料での利用となります。使用料金につきましては「使用料金について」をご覧ください。ただし、短時間の試験的な利用に対しては減免措置を講じることが出来ます。

 上記以外の実験装置・解析装置等につきましては当面、従来通り課題採択に関わらず無料で利用できます。ご不明な点につきましてはE-mail等でお問い合せください。